
月に10回も片頭痛が辛い!
薬はもらってるけど、先生には飲みすぎるなって注意されるし……
どうにかならないの!?
そんな片頭痛に悩まされる方に朗報があります!
片頭痛の新薬「エムガルティ」が登場しました!
エムガルティとは
月に1回注射することによって、片頭痛の回数を減らすことのできる新薬です。
こんな薬を飲んでる人が対象になります

例えば、どんな薬を飲んでたら
代替できるの?
ミグシス(ロメリジン)、インデラル(プロプラノロール)
デパケンR・セレニカR(バルプロ酸)、トピナ(トピラマート)
トリプタノール、呉茱萸湯などと同じ「予防薬」にあたります。
投与方法
エムガルディは、皮下注射に分類されます。
主な注射部位は、お腹、肘から上、太ももです。
投与間隔
図の通り、初回のみ2本投与後
以降は月に1本の投与を行っていきます。
初回2本投与することで、血中濃度を高め、即効性が期待されます。
また、この投与間隔は、半減期(体内でお薬が半分になる期間)を調べた結果の投与期間なので
多少の前後は病院によります。
必ず月に1回病院に行くなんて無理!

1ヶ月って30日ってこと?
都合が悪くてそれ以上空いたり
早く打つのはダメなの?
目安としては28~32日の間に接種できれば問題ないとのことでした。
ただし、保険上同月の接種は不可となるため、例えば
10月1日に接種した場合
次回の接種は11月1日となり
30日以上開くことになりますが問題はありません。
一回中止したけど再開したい!

調子が良くなったから一回やめたんだけど
また痛くなってきちゃった……
初回投与2本ってどれぐらい空いたら適用になるの?
3か月以上空いた場合、初回2本投与がよいとされています。
ですので、その前に再開した場合には通常通り1本投与で問題はありません。
値段
薬価:45,165円
三割負担:13,549円

約1万5千円……
結構高いお薬なんだね!
ただ、その分効果も絶大です。
つぎはお薬の効果について具体的に紹介していきます。
効果
治験の効果
臨床試験では
50%減:59% ・75%減:33% ・100%減:11%
との報告が上がっています。

完全に片頭痛発作がなくなった患者さんが10%以上もいるんだ!
現場の声
実際に現場で使用してみた体感としては
5人中5人とも片頭痛発作の減少が認められ
中には月に10回あった発作が3回まで減少したとの患者さんの声もありました。
そのほかの患者さんも片頭痛発作が半分以上に減っており
実際に使用している現場からみても
非常に効果の高いお薬だと感じています。
副作用
添付文章上
注射部位疼痛:10.1%、注射部位の腫れ14.9%
めまい、便秘、じんま疹: いずれも1%未満
現場の声
今現在は注射部位の痛み意外の副作用は報告されておらず
副作用の非常に少ないお薬だと感じています。
ただ、患者さんの声としては「結構痛い」そうです。
注意点
あくまでも片頭痛の薬なので、片頭痛にか効果を発揮しません。
大抵の人は、肩こりからくる緊張型頭痛も併発しているため
その場合は、ストレッチなどをする必要もあります。
まとめ
メリット
即効性がある
数ある頭痛の新薬の中で、唯一初回2本投与が認められているお薬です。
そのため、その他の薬に比べ即効性が期待できます。
デメリット
値段が高い
三割負担:13,549円 /本のため、初回は約3万円となります。
かなり効果が高いとはいえ、高価なのには変わりありません。
ただ、片頭痛の飲み薬も安くはないですし、
効果の高さを考えると、試す価値はあると思います。
そこそこ痛い
これは現場の声ですが、打った患者さん皆様、結構痛かったとのことです。
もちろん、注射なのでそれなりの痛みはあると思いますが
注射が苦手な人にとってはデメリットになるでしょう。
エムガルティ公式サイト
エムガルティとともに進める片頭痛治療 (emgality-patient.jp)
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