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前回の課題
前回の最後に、参考にする絵と自分の絵を見比べた結果
構図が平面的で奥行きが感じられないこと
場面を想定していないので絵が硬いことが特に気になりました
前回の課題を練習
上記の課題を解決する方法として
まずは参考の絵にはどのような構図が使用されているのかを見てみます
参考の絵柄から構図を抜き出してみる

こちらが参考の絵から抜き出した人物構図です
黒丸で囲ってあるものが、私が前回使用した人物の構図です
ここで特に気になったところは
私が使用した人物構図は肩幅と下半身がとても細いことでした
次に課題を意識して絵を描いていきます
課題を意識してお絵描き
場面を想定する
まず初めに、構図が硬くならないようにどのような場面を描くのかはっきり決めます
そのために今回は複数の構図案をだしました

今回は右側の、クッションを抱えているような構図を使用します
場面は自室での一コマにします
ラフを基に下書き


上記のラフを基に下書きをしていきます
ここでは課題の肩幅を特に意識しました
普段の自分の絵柄よりだいぶ広めに肩幅をとっています

クッションについては線画を描かず、塊で形を描いてしまします
このクッションはこの下書きをそのまま完成まで使用します
手は写真を取り込む

毎度おなじみ、自分の手を写真で撮って取り込んでしまいます

線画作成

下書きのグレーを薄く表示し、上から線画を描いていきます
今回はラスターレイヤーを使用しました
基本的な
「外の線は太く、中の線は細く」
「線画集まる場所には液溜まりを作る」
ことを意識して描いていきました

クッションの下の線画はありません

これで線画は完成です
色塗り

色塗りについては、ひたすら隣に参考の絵をおいて真似します
肌の色などは特にスポイトで取って使用してしまいます
参考にする絵の上でスポイトを動かすと
どこにどのような色が使われているのか見ることができます
私の場合は目で微妙な色の違いを見つけるのがとても苦手なので
この方法を使用すると、
微妙なグラデーションも見つけることができて便利です
背景

一番初めに想定した場面に合わせて背景と描いていきます
男の子の部屋になにがあるのかGoogleの画像検索やピンタレストで調べます
アイレベルやパースについてはまだ勉強中なので割愛します
今は、なんとなくそれっぽく見えればいいかな……の精神です
また奥行きを出すために背景にぼかしを入れています
加工

参考の絵を基に似たようなエフェクトを追加していきます
あんスタのスチルはキラキラエフェクトも特徴的ですが
羽は花弁が飛んでいたりもするので屋外のイラストではそちらを使用するのもよいかと思います
また窓の方から自然光の表現としてオレンジのオーバーレイを追加しました
参考絵と見比べる
線が細すぎる
耳の中の作画が違う
手の作画が違う
背景のクオリティが低い
つむじの意識が弱い
参考絵はオーバーレイを二色以上使っている
修正の優先順位は顔>手>その他です
次回は上記のいずれかを練習後またオリジナル作品を描いていきます